2018年1月13日土曜日

人は感情で物を買う

セールス、マーケティングの世界では、
人は感情でモノを買うと言われています。

『感情で物を買い、その後理屈で正当化する』
ということです。

『ニーズ』『ウォンツ』という言葉は、
現代マーケティングの第一人者、フィリップ・コトラーが
使ったのが始まりだと言われています。


『ニーズ』→ 必要なもの。

人が必要なものを買うときのパターンは、
感情 → 行動 → 論理です。

『ウォンツ』→ 欲しいもの。

人が欲しいものを買うときのパターンは、
感情 → 論理 → 行動です。


いずれもスタートが『感情』だということが
重要なのです。


マーケッターのマーク・ジョイナーは、
人がモノを買うときは、
以下のことを心の中で
自問自答していると述べています。


1、何を売っているのか?
2、いくらなのか?
3、信用できるか?
4、自分に何の得があるのか?


1~3は理屈、論理についての質問であり、
4が感情についての質問です。

ベネフィットを感じられるように
伝えなければならないのです。


人は、

①快楽を求める

②痛みから逃れる

ために行動します。


行動する原因は2つしかありません。

しかも、人は快楽を求めるということよりも、
痛みから逃れることほうが行動を起こしやすいと
言われています。

セールスでは、相手の痛みの感情をえぐり
強烈な苦痛を感じさせ行動させています。

相手に痛みや苦痛を認知させ、
早くその痛みから解放されるように
時にセールスでは、相手のの痛みを
より深くえぐらなければならないのです。


『鬼手仏心』


外科医は手術の際、
残酷なほど大胆にメスを入れますが
それは患者を何としてでも救いたいという、
やさしく温かい心よるものです。

仏の心を持ちながら、鬼の手のごとく
相手の苦痛にメスを入れる。


相手に痛みや苦痛を認知させ、
早くその痛みから解放されるように
時にセールスでは、相手のの痛みを
より深くえぐらなければならないのです。