2018年1月3日水曜日

人が記憶をしやすい状態


人は7つの情報しか記憶できない。

アメリカの心理学者、ジョージ・ミラーは、
人間は7つ(±2)の情報しか記憶できない
と指摘しました。

7(±2)という数字は
マジックナンバーと言われています。

セールスでは、客に伝えたい事が
いっぱいあります。

しかし、客は言われたことを忘れてしまいます。

7つどころか、たった1つの伝えたいことも
記憶してもらえません。

しかも、忘れるだけならいいのですが、
一度記憶したことが歪んでしまうこともあります。

人は皆、人の話は聞いていません。
聞いていたとしても忘れてしまうのです。


記憶するということにについて。

短期的なものは、脳の中の
『海馬』というところで記憶されます。

これは短期的なものなので、
繰り返すことで大脳新皮質に
長期記憶として記録され、
そして、それがいつしか真実となります。

しかし、1回聞いただけの
記憶があいまいな状態のときに、
誤った情報を記憶をしてしまうと、
その誤った記憶が記録され、
その人の真実となってしまいます。

だから、相手に本当に大事なことを
理解してもらうためには、言葉を変えて
少なくとも3回以上繰り返す必要があります。

短期記憶でなく、長期記憶してもらうのです。


さらに、相手がある状態になっているとき、
3回繰り返すとさらに効果的です。

その状態とは『ワクワク』状態です!

実は、人間は『主体性(ワクワク状態)』を
持っているときでないと記憶できないと
いわれています。

人の脳は、興味しんしんでワクワクしてる時は、
脳の神経細胞(ニューロン)と
神経細胞(ニューロン)の間の隙間、
シナプスにθ波が出ています。

この時が、人が記憶しやすい状態の時なのです。


だから、営業として客に伝えたいことがある場合は、
その商品にお客様の興味を引き付け、
ワクワクしていただくことが重要です。

そして、それに関連してどうしても伝えたいことを
3回以上繰り返すと極めて高い効果があります。

そこでようやく、お客様の脳に記憶され、
やがてそれが真実となるのです。

心理学と人間の脳の仕組みが分かれば、
自然なアプローチの仕方が分かります。

そしてお客様の本音がわかり、
お客様の迷いを解決することができるのです。