2018年1月10日水曜日

目線の動きと親近効果

人は視線を無意識に左から右へと動かします。

ホームページを見るときの目の動きは
まず左上、そこから水平に右に移動します。

このような目の動きからコンテンツの配置は
目についてほしいものは画面左上へ、
何かクリックしてほしければ画面右上へ
というのが基本と言われています。


さて、親近効果という心理メカニズムがあります。

人は最後に目にしたものを重要視する、
好きになるという心理作用のことです。


『人の無意識な視線の動き』と
『親近効果』の心理作用をを利用して
提案資料の並べ方を工夫し、
成約率を高めることができます。

たとえば、A、B、Cのプランがあったとして、
成約したいのはBプランだったとします。

そのときに、Bプランの資料を相手の
右側になるように並べてください。

相手は、A、B、Cプランの説明を聞いた後、
じっくり資料を眺めます。

目線は『左から右』。

商談の最後の最後に、相手に入る情報は、
最後に説明したプラン・・・ではなくて、
机の右側にあるBプランなのです。

『親近効果』によりBプランが
選択される確率が少し上がります。

このように僅かでも成約確率の高い方法を選択することが
長い目で見て有効となってくるのです。