2018年10月20日土曜日

住宅営業 営業会議

こんにちは、棒家です。

住宅営業の営業会議とは、ご存じの通り、
会議という名の「売れない営業マン吊し上げ会」です。

基本的には直属の上司につるし上げられますが、
地区全体の会議となるとその上も来ますから、
あちこちから攻撃を受けることになります。

営業マン個人が攻撃を受けることもあれば、
営業所全体が針の筵となることもあります。

私の会社ではノルマという公式に発表されたものは
ありませんでしたが、基本的には月1棟受注、
3か月受注がないと会社に居づらくなる、という
感じでした。

会議の中身は、各自が今月と来月の受注見込を発表し、
停滞している、あるいは他社と競合しているお客さんの
フォローアップ方法を検討するというものです。

今思うと、ホントに何の役にも立たない会議でした。

本当に自分がいま困っている案件、
たとえば停滞しているお客さんや、
競合しているお客さんの相談をすると、

「なぜこうなったんだ?」
「〇〇はやったのか?」
「〇〇のときに×××すべきじゃなかったのか?」

などと詰められ、今後どうすれば現状を打開できるのか、
という建設的なアドバイスは何一つなく、

「ヒアリング不足」

が毎度おなじみの結論になります。

そして打開策は、お客さんに聞け、です。

そのため、会議は良い報告だけ、あるいは
ウソとは言わないですけど、かなりボヤっとした
中途半端な報告ばかりとなっていました。

営業が集まる会議の場では、停滞しているお客さんや
他社と競合中のお客様について相談をし、多角的な
アドバイスをもらうことはとても有効なことだと思います。

実際に結論が「ヒアリング不足」であることは多いです。

だからと言って、それについて聞け!というだけの
アドバイスはまったくもって無意味だと思います。

ヒアリングするためにはヒアリングするためのフィールドづくりが
必要で、そのための候補手はこれとこれとこれがあるけど、
そのお客さんに対するアプローチは×××が適しているよね、
だからまず、△△△するように、というアドバイスであれば、
分かりやすかったなぁ、と今更ですけど感じています。

ただし。

営業マンの中には、ほかの営業マンが吊るし上げられている
姿を見ることで、優越感に浸ったり、こんな風にならないように
頑張ろう!とやる気を出す人も少なくありません。

強烈な吊し上げ会議で、だけど長期間好成績を出し続ける
営業所、実際にありますし、しっかりアドバイスをするような
会議をしているところでも、成績がずっと低迷している営業所も
あります。

どんな会議をしようが、営業は取ったもん勝ち。

結論とすれば、そのチームの気質に合った会議をしろ、
ってことなのでしょうかね。